ふわっと舞い込んできた秋の休日。おべんと持って、能勢の妙見山へ。ケーブルカーやリフトにも乗らず、登って下ってずんずん歩く。
落ち葉でふかふかの道。砂利道。今にも崩れそうな石の道。ちいさな水の流れをまたいで、登って下ってずんずん歩く。
太陽の陽ざしで上着を脱ぎ、雲の陰りで上着を着込む。小雨は一瞬で、登って下ってずんずん歩く。
木漏れ日を演出する木々。まっすぐ立ち並ぶ杉の植林。自由気ままな枝っぷりの赤松林を、ずんずん歩く。
雲が空を覆い薄暗く、ゴツゴツと大きな石が転がり、背の高い木々が並ぶ、ひとけのない下り道…全ての音が止む。川の流れ、とりのさえずり、飛行機、風。すべての音が止み、静寂に包まれる。
それはなんとも言えない、貴重な体験。何もないことに、何かを感じた貴重な体験。
また、山と向き合いたい。
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