二年と半年が経った今、父が「夫婦のもの」を片づけ始めている。
母の着ていた服、父のスーツ、かばん、靴…。父に何かあった時、私たち姉妹が「片づけ」に困らないように。だそう。
吹っ切れたかのように、大きな段ボール箱に詰め、とあるところへ送っている。もう、いったい何箱送ったか。そして、まだ。まだ…
そんな片付けの中、出てきたのが、1990年~のVHS8㎜ ビデオ。私がまだ小学生のころのもの。幸いにもDVDへの転送が可能な状態。
映し出されるのは、幼なじみを家に招いてのひな祭り。小学校の運動会。家族旅行…愛知・石川・四国。そして、少し時は過ぎて、姉の成人式の着付け風景。
記憶にあるか、ないか、ぎりぎりの…懐かしい映像。
深く思ったのは、思い出を振り返るとき、大切なのは「人」。美しい景色よりも人。その人が、どんな所にいて、何をして、どんな笑顔を見せたか。そして、ビデオ…
二年と半年ぶりに母の声をききました。まだ、ここにいるかのような…
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