2012年11月25日

紹介したいな。

映画「天のしずく」を観て。

『ドキュメンタリー映画「天のしずく」料理家 辰巳芳子の物語』見ました。詳細はこちらをご覧下さい。

セミナーを受けたり、ワークショップに参加したりするのと同じく、「食」についてちょっと違った知識を得たいな~という軽い感じで。なんなら、ドキュメンタリー映画を映画館で観るのも初めてです。

映画の主人公、辰巳芳子さん口調は本当におだやかで、芯があり「そうね~。」ではじまるしゃべりだしが印象的で、少し違うけど、昔見た「スプーンおばさん。」みたいだな~とも思ってみたり。「東日本大震災」「日本の自給率の問題」などにもふれますが、辰巳芳子さんと同じく穏やかな雰囲気で映画は進んでいきます。

ここで、最近よくブログに登場する「母」のことを少し(ごめんやで母さん。)…

母は2年間病気と闘っていました。ま~本当に弱音を吐かない母でした。そんな母のおかげで、その2年間は家族水いらすの濃い時間を過ごすことができました。
その2年間だけでいえば、「もっとこうしてあげていればよかった。」「こうできたんじゃないだろうか?」という後悔は「ほとんど」ありません。フルパワーで母と家族と向き合えていたように思います。
でもやっぱりすこしだけあって、そのひとつに、入院中にお弁当をつくってあげればよかったなと思い返すことがあります。おいしいものに目がない母は「病院のご飯はまずい!」とずっといっていました。たまにはたまご焼きやおにぎりなんかを届けてはいましたが、もしかしたら毎日出来たんじゃ?と思い返すことが。

家で過ごすときは、母が作ってくれたり、私が作ったり、一緒に作ったり、7回だけ父がつくったことも…
夏のとある日「トマトの冷製パスタ」を作ってあげました。母はその時半分も食べることができなかったのですが、「いつかお腹いっぱいに食べたいな。」と言っていました。それが叶うことはありませんでした。

すみません、湿っぽい話で。

この映画を見ていると、そんな2年間の中での母との「食」を通じての思い出が次々と思い出されて、いつの間にか涙が止まらなくなっていました。(涙もろくなったもんです。)

「親孝行したいけどいまいち何していいかわからん。」とか「周りにちょっと調子の悪い人がいるんだけど、何か手伝えることないかな?」とか「子供いるんだけど、食について興味がないから、何を教えてあげればいいかわからない。」とか「患者さんや高齢者の方に何かしてあげたい。」とか思っている方がいらっしゃったら、ぜひこの映画を見ていただきたいな。

この映画に出てくるスープのレシピはそんなに難しいものではありません。むしろ「それだけ?」と思うようなものだと思います。でも、そこに込める「想い」が存分に伝わってくる映画でした。

「見ていただきたい」と書きましたが、各会場上映期間の終了日が迫っているところが多々あると思います。期間については各会場にお問い合わせください。

 

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