そして、引き続きご夫妻の案内で、福島第一原子力発電所近くの町まで。かなり近くまで。
国道沿いのお店は比較的きれいな状態で建っています。スーッと駐車して、入店できそうなくらい。ただ、人が居ません。
車の窓を完全に閉めた状態から、エアコンも切り…さらに近づく。(おそらく)原子力発電所勤務の方の多くの車が帰宅のため、反対(街の)方向へ走っていき、多くのパトカーも巡回していました。そんな、これまで見たことのない光景。緊張感。目に見えない何かは、その普通ではない光景で知ることとなります。
そして、ある程度までいったところで引き返す。少し街中に入ると、荒らされた跡が…。人っていったい…。
もう少し戻ったところだったかな?玄関先で少女が遊んでいました。これまで見てきた光景から、子供という存在が不自然に思え、ドライバーをしてくださっていた奥さんも「え?子供?」と。彼女は知ってるのかな…。
そして、いわき市へ。
今回案内して下さった、お世話になったご夫婦は、家で食べるものは全て大手食材宅配会社から取り寄せているそうです。水や氷に至るまで。ただ、外食やお呼ばれをしたときには、自分たちが管理できる範囲ではないので、それはそのままおいしく頂くそうです。
今回もいわき市のお魚のおいしいお店で楽しくわいわいと。日本酒を飲みながら…。
私は、私はですが、流通しているものは信じるようにしています。信じるという言葉は適切ではないかも…。以前は「食べて応援」という気持ちもありましたが、今はあえて選ぶことも、あえて拒絶することもない…そんな感じで食材を選びます。
関西に住む私と、東北に住む方の深刻度はくらべものにならないかと思いますが…。
とても貴重な体験とお話、そしてとってもすてきな時間をありがとうございました!
(明日は気仙沼…。)
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