釣竿の糸の先におもりとエサをつけてポイッと海へ。しばし待つ。今までもこれからも「海にいる魚の気持ち」なんてわからないけど、竿をフリ～フリ～してみたらなんとなく釣れそうな気がするから振ってみる。ちょっと巻いてみる。そして待つ。
そしたらブルブルっと震えてあわてて巻き上げる。ようこそ魚さん！
魚からしたら、傍らにコーヒー、マキシスカートにムートンブーツ姿の女に釣られるなんて不覚。無念。後悔…だろうけど、釣ってる本人はハイテンション。ちっこい手乗りサイズだろうとハイテンション。ようこそ魚さん！
それからポンポンと、なんだかんだ父とふたりでガシラ（ミニ）8匹・アイナメ（ミニ）1匹・タナゴ（ミニ）1匹・かたくちカタクチいわし（ミニ）1匹を釣り上げる。
「それはアイナメや～。それはうまい！」「それはタナゴや～。通称『ねこまたぎ』ゆうんや～。小骨が多いから猫も嫌うんや～。」と隣にいたおっちゃんが教えてくれた。 （ついでにそのおっちゃんに一発でかかるという謎の釣り方を教えてもらったけど、結局何も釣れず、それ以降気まずくなる。）
家に帰り早速調理！全部のうろこ・はらわたをとって、ガシラ・いわしは骨までかりっとから揚げに、アイナメ・タナゴは三枚におろして塩焼きに。
ちっこくてもおいしいもんはおいしい。自分で釣ったならなおさらで。楽しい。
ごちそうさまでした。
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